- フリーランス1発目の案件で3週間で離脱した体験談と学んだ教訓
フリーランス1発目の案件で3週間で離脱した体験談と学んだ教訓
2年間準備したのに、3週間で辞めることになるとは...
会社員時代に11年ほど開発現場で働いてきましたが、こんな経験は初めてでした。
恋愛で例えるなら...今までは2年以上付き合っていたのに、初めて1週間で別れた感覚です。
この記事の後半に、今後同じことを繰り返さないために学んだことを書きました。
離脱のきっかけになった出来事
プロジェクト参画から3週間目に、事件は起きました。
何が起きたのか
- 📞 部長「私にこんなメールを送ってください」→ 私
- 💻 私「部長から指示が来たのでメールに情報載せて送っていいですか?」→ 社長
- ⚡ 社長「いいわけないだろ!そんなセキュリティ意識で仕事してるのか!もう仕事は与えられない!」→ 私
という展開になってしまったのです...
プロジェクトに参画して1ヶ月も経っていない私の気持ち
- これって自分が責められるの?
- 指示した部長は社員だから守られるの?
- 自分も不思議に思ったから社長に確認したのに...
もちろんすぐに辞めたわけではありません。
セキュリティ対策を社長に提出したり、信頼回復のために色々やりましたが、信頼は元に戻せませんでした。
⚠️ メールを送ってしまったわけではないのですが...
問題発生の翌日、部長からの忠告
部長「今までもこういう展開になるとパワハラが始まって皆辞めていってるし、続けない方がいいかもしれないよ」
社員の方もおかしいと思いながら働いているということなんでしょうか。
辞める直前の4日間の流れ
| 日程 | 出来事 |
|---|---|
| 金曜日 | 😰😰😰 6時間ぶっ通し会議 |
| 土日 | 🤔 どうにか続けるために試行錯誤 |
| 月曜日 | 💔 離脱日(最終日) |
金曜日 - 想定外の6時間会議
信頼回復のために作った資料をもって「社長に業務復帰を了承してもらう目的」で会議室に入りました。
すると...トイレ休憩なしで6時間に及んだのです。
あーいえばこういうで返され続けて、話が平行線のまま終わりました。
土日 - どうにか続けるために試行錯誤
私にも生活があるので稼がないといけない。出来ることなら続けようと思い、色々試しました。
- 📚 本や動画で打開方法を探した
- 👥 エンジニア仲間、エージェント、友人、身内に相談
→ まだ頑張った方が良いという人は一人もいませんでした - 💪 睡眠、運動、外出、ゲームで気分転換
月曜日 - もう無理です...
出社が近づく月曜日の早朝目が覚めたとき、心の病になりかけていることに気づきました。
- 会社でまたあの会議が待っているかも...
- また何かやらされるのでは...
という拒否反応が頭の中をグルグルして、出社への拒否反応が出るようになってしまったのです。
この状態をあと1〜2日でも続けたら、心がやられて仕事ができなくなるかもしれない。
私は「個人事業主」なので、鬱になって仕事ができなくなるのは絶対に避けなければなりません。
自分を守る必要があります。
月曜日の朝、いつも通り出社して、辞めることを告げてお昼に退社しました。
💡 それ以降こういう出来事はなく、今では最大手外資企業の仕事をさせていただいています。(2021年5月現在)
今後の対策
募集要項や商談(面談)で、今後以下のことを確認すべきと思いました。
(1) なぜエンジニアが必要になったのか?
エンジニアが定着しない現場でないかを確認することです。
| 理由 | 判定 |
|---|---|
| 新規開発が発生してエンジニアが必要 | ✅ 問題なし |
| 保守の仕事だがエンジニアが必要 | ⚠️ 警戒が必要 |
保守案件の場合、「嫌になって辞めた人がいるのかな」「エンジニアの出入りが多いのかな」という可能性があります。
(2) 中小零細企業なのに条件(単金)が良い
「保守なのに単金が高いラッキー案件」という考えは危険です。
💡 単金が高いからには何かしら理由があります。
相手の気分を害さないように質問をして、ちゃんと見極めるべきです。
会社員時代は「上司・役員の判断」が入るので変な案件は避けられていました。
フリーランスは自分で「案件を受けるべきか」を自分ルールを作って見極める必要があります。
(3) 会社が大事にしていることを把握する
セキュリティへの考え方は会社ごとに異なります。
A社のセキュリティルールとB社のセキュリティルールは別物です。
セキュリティルールの例
| 会社 | ルール |
|---|---|
| 以前の現場 | ファイルにパスワードをかければメール添付OK |
| 今回の現場 | 無条件でメール添付NG(ファイル共有サービスを使用) |
この会社は過去にセキュリティ事故があり、このような運用に落ち着いたそうです。
(4) 初めてお世話になる時確認すべきこと
リーダーさんの話を聞いたり、要件定義書を読んだり、セキュリティ資料を頭に入れることで、
「うちの会社に合わせてやろうとしてくれてるな」
「信頼できそうだな」
と思ってもらえます。
セキュリティ問題は一番敏感
問題が起きると、簡単に何百〜何千万円の損失が発生します。
「小さい会社だからセキュリティは厳しくない」ということはもう有り得ません。
むしろ小さい会社こそ、一度のセキュリティ事故で会社は吹っ飛びます。
⚠️ セキュリティ事故を起こした時点で、契約打ち切りが常識です。
損害賠償を求められる可能性もあります。
フリーランスは信用ゼロからのスタート
私たちフリーランスエンジニアは元々信用ゼロからのスタートです。
0をまず1にしないといけないという意識が必要です。
たとえ半年〜1年続いていても、そんな実績は一つの事故で簡単に吹っ飛びます。
(5) 今までこうだったという自己流を抑える
特に小さい会社は、過去のやり方を当たり前のようにやられることを嫌います。
「今までの現場はこうだった」と確認なしにやるのはトラブルの元です。
初めてお世話になる案件では
- 📝 何もしらない前提
- 🧠 頭の中を空にして
- ✅ ルールを一つ一つ確認していく
「この人はこんなことまで確認してくれるんだ」「丁寧に仕事をやる人なんだな」と思ってもらえるようにもっていくことが大事です。
信頼ゼロの人が信頼を築いていく方法です。
エージェント会社を使うべき理由
問題を起こすと以下の「制裁」が待っています。
| 制裁内容 | 影響 |
|---|---|
| 契約に対する違約金(契約違反) | 💰💰💰 |
| 損害賠償(情報漏洩、仕事を止めた) | 💰💰💰 |
エージェントを使わず直接契約すると、問題が起きて訴えられた場合
- 弁護士を雇って自分で戦わないといけない
- お金は全て自分で支払わなければいけない
🚨 そんなことになったら、一発で借金生活です。
会社員なら「減給」「始末書」「謝る」で済みますが、
個人事業主の責任の取り方は、お金になります。
「契約先の会社のため」にも「自分を守るため」にもエージェントを使って契約すべきです。
まとめ
この体験から学んだこと
2年間準備した案件が、3週間で終わるとは思いませんでした。
面談・参画前に確認すべきこと
- 🔍 なぜエンジニアが必要になったのか - エンジニアが定着しない現場か確認
- 💰 中小企業なのに単金が良すぎないか - 高単金には理由がある
- 🔐 会社が大事にしていること - 特にセキュリティへの考え方
- 📋 初日に確認すべきルール - やって良いこと、ダメなこと
- 🙅 自己流を押し付けない - 信用ゼロからのスタートという意識
フリーランスとして忘れてはいけないこと
会社員時代は「上司・役員の判断」が入るので、変な案件は避けられていました。
フリーランスは全て自分で判断しないといけません。
💡 自分ルールを作って案件を見極める力が必要です。
そして、何かあったときのためにエージェントを使って契約することで、自分も会社も守ることができます。
ひとつでも皆さまのお仕事にお役立ていただければ幸いです。
📧 エージェント選びに迷っている方は、連絡いただければオススメを紹介します。